香港特別行政区の林鄭月娥行政長官は21日、9月1日から新型コロナウイルスの検査をコミュニティで実施し、市民に無料の検査を一回提供することを明らかにしました。検査は7日間にわたって実施する予定ですが、状況に応じて最大7日間までの延長も可能ということです。
同日の記者会見で林鄭長官は、「深刻化する今回の感染拡大に鑑み、特別行政区政府は感染経路を遮断し、社会経済活動の速やかな再開を目指して、コミュニティで検査を実施する」と述べました。
特別行政区公務員事務局の聶徳権局長は、感染の早期収束に向け、市民たちに前向きに検査を受けるよう呼びかけました。
林鄭長官は香港の感染対策を支援する中央政府に謝意を示したうえで、「これからの一週間は香港の感染抑制にとって非常に大事である。特別行政区政府は感染状況が落ち着いた後に、直ちに経済活動を再開させ、大陸部との人的往来も再開する」と示しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年8月22日