王毅国務委員兼外交部長は21日、海南省保亭でパキスタンのクレーシ外相と第2回中国・パキスタン戦略対話を行った後、共同で記者会見に臨みました。
王外交部長はその場で、「中国とパキスタンは危険や苦難を共にする真の仲間で、苦楽を共にする良き兄弟である。新型コロナウイルス感染症が発生した後、両国は助け合い、感染症対策における経験を速やかに分かち合い、互いに医療物資の支援を提供し、2国間協力の手本を示した」とした上で、「両国関係は感染症の試練を乗り越え、相互信頼が一層固まり、協力が一層深まり、『鉄のような固い友情』がより強固になっている」と評価しました。
さらに「双方はワクチン研究開発で協力を行い、共に感染症に立ち向かう中で両国の運命共同体と衛生健康共同体の建設を深めていくことで合意した。双方は『国連憲章』の主旨と原則に則り、多国間の場で協調を強化し、多国間主義と自由貿易、協力ウィンウィンを支持し、単独行動主義と保護主義およびいじめ行為に反対し、共に共通の戦略的利益や国際社会の公平と正義を守っていくという立場を重ねて強調した」と明らかにしました。
「中国国際放送局日本語版」2020年8月22日