ByteDance(バイトダンス)傘下で拠点をロサンゼルスに置くIT企業のTikTok(ティックトック)は24日、連邦地方裁判所に訴状を提出した。自社の合法的な権益を守るため、米政府の同社及びバイトダンスに対する大統領令を違法として正式に提訴した。
ティックトックはカリフォルニア中央地区連邦地方裁判所に提出した訴状の中で、大統領令が適正な手続きに則っておらず、同社の憲法の権利を損ねたとした。また大統領令は「国際緊急経済権限法」に基づく措置であるとしているが、実際には同法の濫用であるとした。
米国のトランプ大統領は6日に大統領令に署名し、ティックトックが米国の国家安全の脅威になっていると称し、45日後に米国の個人及び実体とティックトック及びその中国親会社とのすべての取引を禁止するとした。大統領令の「取引」の範囲は現在のところ不明で、米商務長官に判断が委ねられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月25日