コロナ禍の米国、人種差別問題が露呈

コロナ禍の米国、人種差別問題が露呈。

タグ:コロナ禍 米国 人種差別問題

発信時間:2020-08-31 14:55:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米疾病予防管理センター(CDC)が発表した最新の統計データによると、18日現在のアメリカ・インディアンの新型コロナウイルス感染症の罹患率は白人の2.8倍で、アフリカ系は白人の2.6倍、ラテンアメリカ系は白人の2.8倍となっている。死亡率を見るとアメリカ・インディアンは白人の1.4倍、アフリカ系は白人の2.1倍。


 CDCは報告書の中で、米国には保健及び経済・社会の系統的な不平等問題が長期的に存在すると分析した。少数の人種は医療、住宅、教育、刑事司法、金融の面で系統的な差別を受けている。これは一部の少数の人種の職業選択を制限し、ウイルスに晒される危険性の高い仕事を強いる可能性が高い。少数の人種は医療保険を支払えず、病院に行くお金がない可能性も高い。これにより多くの人が速やかに治療を受けられなかった。


 米国の一部の経済学者は、「K字回復」とう理論を打ち出した。これは米国の高所得者が早めに感染症による経済後退から回復し、資産価値がさらに高騰するということだ。少数の人種といった低所得層が主に人員削減の大きな衝撃を被り、長年に渡る財務の苦境に陥る可能性がある。米連邦準備制度理事会のイエレン元議長は、「緊急」の財政行動を呼びかけた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月31日

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