国務院港澳(香港・マカオ)事務弁公室の報道官は30日、香港特区の新型コロナ対策への内陸部の支援措置を反中・香港攪乱分子が中傷していることを激しく非難し、厳正に警告し、「香港特区市民の生命の安全と健康を顧みない、悪辣な魂胆を抱いた行為だ」とする談話を発表した。新華社が伝えた。
報道官は「新型コロナウイルス感染症の香港特区における流行状況に中央政府は細心の注意を払っている。香港特別行政区政府の要請に基づき、最近中央政府の関係当局は香港特区の新型コロナ対策を支援するため内陸部の医療・看護チームを迅速に組織した。これはPCR検査支援チームを香港特区に派遣し、コミュニティーにおける一般的検査の実施や治療施設及び臨時病院の建設を支援することなどで、費用も負担する。こうした措置は中央政府の香港特区に対する思いやり、及び祖国人民と香港同胞の互いに見守り助け合う美徳の具体的な表れであり、無数の香港市民から歓迎されている。すでに香港特区の医療従事者6000人以上が検査計画への参加を積極的に申し込んだ」と指摘。
「香港特区の新型コロナ対策への内陸部の支援措置を反中・香港攪乱分子が政治問題化するのは、あらゆる機会を利用して特別行政区によるガバナンスの威信に打撃を与え、中央政府のイメージを毀損し、中国の特色ある社会主義制度の顔に泥を塗り、香港民衆の祖国に対する感情を引き裂くことが目的だ。これは反中・香港攪乱分子の政治的本性と陰険で歪んだ心理を存分に暴露するものだ。我々はこうした悪辣な魂胆を抱いている者達に厳正に告げる。香港地区国家安全維持法の施行に伴い、香港特区は『乱から治』への転換を実現しつつある。『香港独立』『黒衣の暴力』といった行為は必ず引き続き手痛い打撃を受ける。我々は香港特別行政区の法執行と司法機関が、デマを造り撒き散らし、新型コロナ対策を妨害する違法犯罪分子を法に基づいて処罰することを断固支持する」と述べた。
また「香港特別行政区の政府と社会各界が一致団結し、知恵と力を出し合い、新型コロナに早期に打ち勝ち、経済・社会発展と民生改善を回復することを希望する」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年8月31日