世界は現在すでにサービス経済の時代に入っており、サービス貿易は国際経済貿易協力の重要な内容になっている。新型コロナウイルスの感染が依然として蔓延しており、世界経済が厳しい挑戦に直面している。これらを背景とし、感染症発生後に中国がオフラインで開催する初の重大国際経済貿易活動である2020年中国国際サービス貿易交易会は、中国が確固不動の姿勢で対外開放を推進する自信と決意を示し、経済グローバル化を堅持し国際経済貿易協力を強化する中国の積極的なシグナルを発する。商務部の王炳南副部長は「中国国際サービス貿易交易会の開催は、サービス貿易及び経済高品質発展に対して重要な意義を持つ」と述べた。
「中国は近年、より開放的な姿勢でサービス貿易の高品質発展を推進し、自発的にサービス輸入を拡大し、世界のサービス貿易発展に向け大きな市場を作った。世界経済の開放、包括的成長に多大な貢献を成し遂げた」王氏によると、中国は世界のサービス貿易成長の重要な貢献者だ。統計によると、過去15年の中国のサービス貿易輸出の年平均成長率は9%で、同期の世界平均を2.9ポイント上回った。輸入を見ると、中国の過去15年のサービス輸入額は累計4兆5000億ドルで、世界のサービス輸入額の成長に対する寄与率が12.9%にのぼり、世界のサービス貿易輸入額の成長率を累計で10.4ポイント押し上げた。特に2008年のリーマンショック後、中国のサービス輸入は世界のサービス市場の需要刺激で建設的な力を発揮し、世界のサービス貿易の成長を力強く推進した。
中国は世界のサービス自由化・円滑化の断固たる支持者だ。中国は近年、世界貿易機関(WTO)の各種協議に積極的に参加し、公平・公正な国際サービス貿易の新秩序の構築推進に取り組んでいる。多国間貿易体制を支持し、開放・包容・普遍的恩恵・バランス・共有の開放型世界経済の建設を推進している。王氏は「中国はサービス分野の市場参入条件の緩和をさらに推進し、世界のサービス貿易の自由化に向けた発展を支持する」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年9月5日