国防部報道官、米国防長官の中国関連の発言について論評

国防部報道官、米国防長官の中国関連の発言について論評。新中国成立から70年以上に渡り、自ら戦争を引き起こしたことは一度もなく、他人の一寸の土地も占拠したことがない。中国の軍事力の成長は完全に、世界平和の力の成長だ…

タグ:中国軍 平和発展 開放戦略

発信時間:2020-09-08 14:53:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 国防部の任国強報道官は6日、米国の国防長官の中国関連の発言に関する記者からの質問に回答した。


 記者からは「エスパー米国防長官は先ほど『米国防総省は中国対応の準備万端』と題した署名入りの文章の中で、中国軍は国や憲法のために奉仕するのではなく、中国共産党のために貢献している。中国の『軍事的脅威』に対応するため、米国は中国と全面的に対抗する軍事力を構築すべきだ。中国軍は地域の隣国に対して高圧的な行動に出ているが、米国はインド太平洋地域の同盟国及びパートナー国との関係を強化するとした。中国側はこれについてどのように論評するか」という質問があった。任報道官は次のように回答した。


 この文章の全体に冷戦思考と価値観に基づく差別が満ち溢れており、何の根拠もなく中国人民解放軍を歪曲し、いわゆる「中国の軍事的脅威」を誇張しているが、これは完全に荒唐無稽だ。この文章は仮に客観的な事実に対する政治的偏見に基づくものでないとしても、少なくとも基本的な常識を知らない。中国側はこれに断固反対する。


 「中華人民共和国憲法」は、社会主義制度は中華人民共和国の根本的な制度である、中国共産党の指導は中国の特色ある社会主義の最も本質的な特徴である、中華人民共和国の武装力は人民に属すると明確に規定している。中国共産党の主旨は、誠心誠意で全力で人民に奉仕するだ。中国共産党が築き上げ指導する武装力である中国人民解放軍の主旨も終始、誠心誠意で全力で人民に奉仕するだ。中国の人民は、中国人民解放軍が「人民子弟兵」であり、人民軍隊が民族の独立と人民の解放のため大きな犠牲を払い、経済建設、重大自然災害の対応、人民の生命と財産の安全の保護で多大な貢献を成し遂げていることを知っている。中国軍と中国人民の骨肉の関係を切り離そうとするすべての企てが失敗に終わることは決まっている。


 「中華人民共和国憲法」はさらに、中国は平和的発展の道を堅持し、互恵・ウィンウィンの開放戦略を堅持し、各国との外交関係及び経済・文化交流を発展させ、人類運命共同体の構築を推進すると明確に規定している。新中国成立から70年以上に渡り、自ら戦争を引き起こしたことは一度もなく、他人の一寸の土地も占拠したことがない。中国の軍事力の成長は完全に、世界平和の力の成長だ。中国軍は国連平和維持活動、アデン湾護衛航行、人道支援などの行動に積極的に参加し、世界により多くの公衆安全財を提供するため努力している。世界の平和と繁栄を守る中国と中国軍の積極的な貢献は、国際社会から広く称賛されている。中国の友人は天下に遍く存在する。米国側は地域の緊張情勢を誇張し、中国と地域諸国の仲違いを唆しているが、この企てがたわいもない考えであることは決まっている。新型コロナウイルス感染症の発生後、中国人民解放軍は人類運命共同体の理念を忠実に実践し、大国の軍隊の国際的な責任を真剣に果たし、感染対策の国際協力を積極的に展開している。共に国際衛生安全を守り、手を携え人類衛生健康共同体を構築している。中国軍は引き続き努力し、恒久の平和、普遍的な安全、共同の繁栄、開放と包括、清潔で美しい素晴らしき世界の建設に貢献していく。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年9月8日

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