「東トルキスタンイスラム運動」をテロ組織から外すという米国の決定に対して、6日に開かれた外交部の定例記者会見で汪文斌報道官は、米国に誤りの是正と、テロ組織のすり替えや、反テロリズムの国際協力妨害の停止を要請する意向を示しました。
関連報道によりますと、5日、米国務省のホームページに掲載された記事から、ポンペオ国務長官は、「東トルキスタンイスラム運動」をテロ組織から外すとの決定を発表しました。これに対して汪報道官は、米国側のこの決定に強い不満と断固反対する中国側の姿勢を示し、「『東トルキスタンイスラム運動』は国連安保理に指定されたテロ組織であり、国際社会で認められたテロ組織でもある。このテロ組織は長期にわたってテロ活動を行い、人員の負傷と死亡および財産の損失をもたらし、中国や国際社会の安全と安定を脅かしている」と指摘しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年11月7日