RCEPの署名後、中国が対外的に署名した自由貿易協定は19に、自由貿易パートナーは26にのぼる。また中国はRCEPを通じて新たに中日自由貿易関係を構築した。中国が世界トップ10以内の経済体と自由貿易協定を結んだのは今回が初であり、中国の自由貿易パートナーのカバー率が現在の27%から35%に上がる。
張氏は、中国が内向き志向とは完全に事実と一致せず、これについてはRCEP以外にも多くの論拠を参考にできるとしている。
例えば今年に入り、中国は外商投資法と関連法規を施行した。外商投資参入ネガティブリストの中身を40項目から33項目に減らした。また近年に目を向けると、ネガティブリストの削減幅がより顕著だ。
張氏は「さらに世界の対外直接投資(FDI)を見ると、今年の世界のFDIの規模は40%減少する見通しだが、中国の外資導入は依然として期待できる」と述べた。
商務部の最新データによると、全国の今年1−10月の実行ベース外資導入額は前年同期比6.4%増の8006億8000万元で、伸び率が1−9月より1.2ポイント上昇し、安定しつつ好転の流れを維持した。
張氏は「RCEP署名だけを見ても、中国の開放拡大は新たに大きな一歩を踏み出した。中国の開放の扉が今後も、ますます大きく開かれるだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年11月18日