四川省甘孜県のチベット族の青年である丁真さんの微笑み、新疆ウイグル自治区昭蘇県副県知事の賀嬌龍氏が雪原で馬に乗る動画が最近、ネット上で話題になっている。これは中国西南・西北の2県による脱貧困の取り組みを反映している。
かつて中国は世界の9%の耕作地で20%弱の人口を養っていると言われた。今や中国は数世代の人々、特に最近の8年の努力により、世界の貧困削減事業に対する寄与度が70%以上にのぼっている。
これには数字の証拠がある。世界銀行が過去に行った統計によると、中国では8億人が貧困を脱却した。中国政府のデータによると、改革開放から40年以上に渡り、中国では7億5000万人が貧困を脱却した。過去8年間の脱貧困は1億人弱。貴州省の先月23日の宣言により、中国の832の貧困県が全面的に「汚名」を返上した。
これは中華民族を数千年苦しめてきた絶対的貧困という問題の歴史的な解消を意味する。また中国が国連の2030アジェンダの貧困削減目標を10年早めに達成したことを意味する。
中国の脱貧困の世界に対する意義は、一つの大国で実現可能なことにある。新型コロナウイルスのパンデミックが発生し、世界の極貧人口が新たに数千万人増えるなか、その価値がいっそう高まっている。貢献そのものの他に、世界に自信・経験・啓発をもたらした。
まさにそのために中国の貧困削減は世界で広く称賛を浴び、「人類史上最も偉大なエピソードの一つ」と呼ばれている。あら捜しを好む西側メディアも報道と論評の際に肯定的な態度を示し、さらには中国の貧困削減成功の「秘訣」を探っている。米サイトは先ほど記事の中で、中国は絶対的貧困の削減で約束を守り、人類の貧困削減の歴史における「奇跡」を作ったと伝えた。価値観の対立、政治問題化が際立つ今日、これは特別に見える。