中国が今年、全体的に脱貧困を実現したというのは誇張ではなく、フェイクニュースでもない。これは中国人がバトンをつなぎ取り組み、8年に渡り正確な貧困者支援を行い、5年に渡り脱貧困攻略を展開した結果だ。「人民最優先、発展優先」という政権運営理念、中国の特色ある制度化貧困削減の強みを示した。
トップダウンデザイン、カウンターパート支援、当局者の村駐在、インターネットの利用、監督の強化――中国は「人類史上最大規模の、最も力強い脱貧困攻略戦」を実施し、貧困に焦点を絞った火薬なき「人民戦争」に勝利した。そのためにどれほど多くの人が取り組み、青春、さらには命を捧げたことだろうか。
中国式の貧困削減が閉鎖的ではなく、開放的である点は称賛に値する。まず、国際機関、外国人、香港・マカオ・台湾同胞が参加している。次に、中国は海外、特にその他の発展途上国に、できる限りの援助を行っている。世界銀行の報告書によると、「一帯一路」共同建設により760万人が極貧から脱却し、3200万人が中度の貧困から脱却する見通しだ。
絶対的貧困の解消は終点ではない。中国の指導部はこれをはっきり研究・判断しており、明確な手配を行っている。アナリストは、中国が小康社会の全面的な建設の宣言時期を延期したことに注意している。今月3日に開かれた中共中央政治局常務委員会の会議では、助成政策の全体的な安定を維持し、貧困逆戻りを防止する観測・助成メカニズムを健全化し、貧困者支援産業を引き続き発展・拡大させ、脱貧困人口の雇用安定を徹底するといった7つの要求が打ち出された。
これは中国の脱貧困の今後に関わる。ポストコロナ時代、歴史が交わるこの時期に、中国は脱貧困の成果の基礎固めと美しい農村の建設などを結びつけ、功を積み重ね、世界の貧困削減に新たな貢献を成し遂げる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月7日