国連のグテーレス事務総長は18日、ドイツ連邦議会で演説し、各国に対して、新型コロナウイルス感染症による危機に対応するために協力するよう呼びかけたうえで、誤った情報が世界の新型コロナ対策協力を破壊していると批判しました。
グテーレス事務総長は「現在、世界には新型コロナウイルスのほかに、デマというウイルスも存在する。新型コロナ感染が続く中、誤った情報や噂、陰謀説も広まっている。国連は、科学や事実に基づいて、新型コロナ対策に対する人々の信頼を構築しようとしている」と述べました。
ワクチンについて、グテーレス事務総長は、世界のすべての人に提供される公共品である必要性を強調し、入手しやすく、すべての人が負担できるものでなければならないとの考えを示しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年12月20日