香港地区住民は1月31日以降、英国海外市民(BNO)旅券による香港地区での出入境ができなくなる。すでに香港地区入境処は香港国際空港航空公司委員会への通達で、航空機で香港地区へ戻る乗客に対して、証明として香港特別行政区旅券または香港地区永久性居民身分証の提示を求めるよう航空会社に指示した。 香港「東網」が伝えた。
昨年7月に香港地区国家安全維持法が施行されると、英国はBNO旅券を保有する香港地区住民に英国定住の道を開くことを発表した。香港特別行政区政府は1月29日、中央政府の対抗措置と歩調を合わせる形で、BNO旅券について1月31日以降香港地区での出入境で使用することはできず、いかなる形の身分証明としても認めないとする声明を発表した。
外交部(外務省)の趙立堅報道官は1月29日の定例記者会見で、「中国側は1月31日以降、いわゆるBNO旅券を渡航文書や身分証明として認めない。また、さらなる措置を講じる権利を留保する」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年2月2日