英国は1日、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)への加入を正式に申請した。
ジョンソン英首相は、英国EU離脱の1年後に、CPTPP発足メンバー以外で初めてCPTPP加入を申請したことについて、「世界中のパートナーと最高の条件で貿易を行い、かつグローバルな自由貿易の擁護者となる英国の壮大な抱負を示すもの」とした。トラス貿易相は、数か月以内に正式に交渉入りすることへの期待を表明。「CPTPPへの加入によって、英国は急速に発展する市場と主要エコノミーへの参入機会が増え、食品・飲料・自動車などの関税率が下がると同時に、現代的産業(技術やサービスなど)にとっても新たなチャンスとなるだろう」と述べた。
CPTPPは環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を前身とし、2018年末に発効。締約国間の貿易障壁の撤廃を旨とし、4億9800万人の人口を擁し、GDPは合計で世界全体の約13%を占める。英国・国際貿易省の発表した統計によると、2020年の英国とCPTPP締約国間の貿易額は1110億ポンド(1ポンドは約143.5円)で、2016年以降年8%成長している。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年2月4日