中印国境の解放軍の英雄の事績、この時期の公表に5つの意義

中印国境の解放軍の英雄の事績、この時期の公表に5つの意義。中国軍側は昨日、中印両軍のガルワン渓谷における衝突で中国軍が勇ましく戦い、5人の英雄の死傷者が出たことを公表し…

タグ:中印 辺境 国境 利益 平和 解放軍 英雄

発信時間:2021-02-20 15:11:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国軍側は昨日、中印両軍のガルワン渓谷における衝突で中国軍が勇ましく戦い、5人の英雄の死傷者が出たことを公表し、中国軍の4人が犠牲になった実際の状況が同時に知れ渡れた。この時期の情報開示・発表には次の重要な意義がある。『環球日報』が伝えた。


 (一)祁発宝団長らすべての英雄を表彰し、犠牲になった4人の烈士の英霊を慰める。当時、前方で緊張が強まり、双方の死傷者の状況を比較しない方が国境地帯の情勢安定に有利であった。今や本件に一段落がつき、英雄たちの事績を公にし、中国人が共に彼らを敬慕し偲び、この時代の平和の真の重みを理解することが必要になった。近年、中国の軍人が対外衝突で犠牲になっていなかったため、若き軍人が勇ましく身を捧げたことが国全体に衝撃をもたらした。

 

 (二)中印軍はすでに距離を置いているが、インド側はこのままで引き下がろうとしていない。米国など一部の勢力も依然として中国の利益を侵犯しようと妄想をたくましくしている。インド側は国境地帯における中国に対する軍事的挑発の「勝利」を言いふらし続けており、国内で気炎を上げる民族主義に迎合し、これを奨励している。中国が中国側の実際の死傷者数を公表したことで、インド側の嘘を徹底的に暴き、ガルワン渓谷で深刻な損失を被ったインド側が勝手にいい気になり、国民を愚弄し続けられないようにした。

 

 (三)今回の表彰と記念は、中国人民解放軍に国の領土主権を守り、侵犯に来るすべての敵を殲滅する揺るぎなき意志と十分な能力があることを再び宣言した。解放軍は規則を遵守するが、職務にも忠実だ。どのように駆け引きしようとも、戦えば必勝だ。中国の領土主権及び国益を自分のものにしようとしたり、ある手段により人民解放軍を圧倒もしくは束縛できると妄想してはならない。インドは1962年に大失敗したが、今回はまた自分たちが強くなったと思い、またもや盲進し解放軍から手痛い教訓を受けた。彼らが今回の痛みをいつまでも忘れないことを願う。

 

 (四)インドとの国境を巡る闘いにおいて、中国は理性・力・節度を持っている。解放軍は緊急時に勝つことができるが、必要であれば力を抑える。我々はインド側からの挑発に断固反撃するが、国境の摩擦を全面的な衝突に拡大せず、両国の国境紛争の積極的な管理の余地を残す。平和は永遠に中国軍と中国人の願いだ。中国側は今回の公表で、インドに対する文言を非常に自制的にした。これは我々のこの長期的な哲学と一脈相通じる。

 

 (五)中印の国境問題は複雑で、絶えず両国の領土紛争以外の多くのものが混ざる。これには大国の競争の扇動が含まれる。中国がこの時期に一部の詳細な情報を発表したことは、複雑な事務を処理するこの国の戦略的な知恵とリズム感を示した。我々の大国としての威厳、隣国としての善意がその中に含まれている。中国の台頭は世界に影響を及ぼし、さまざまな反響が交錯し重なっている。中国は自己中心的で強引な勢力ではない。我々は終始、何をする際にも根拠を持つ。そのため穏健で、十分な余力を残している。

 

 中国は良き友人と協力者であり、理を説き粘り強く紛争を処理する者でもある。我々の両手はまず握手し抱擁するためのものであるが、我々の友好の手は侵犯を受けた際に力強い拳に変わることをしっかり覚えていて欲しい。我々には14億の勤勉で勇敢な人民がいる。我々には祖国の平和のため勇敢に犠牲になる軍人・戦士がいる。友好と協力、平和の構築は永遠に中国と外国に共通する最高の選択肢だ。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月20日

 

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