大寒波でテキサス州が停電、米国の試練に

大寒波でテキサス州が停電、米国の試練に。

タグ:テキサス州 停電

発信時間:2021-02-19 15:46:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  稀な猛吹雪の影響で、数百万世帯で連日停電が続いている。人々は暖を取ろうとさまざまな方法を考えている。ある人は不幸にも一酸化炭素中毒死し、水道水の供給も逼迫している。ある人は第三世界に住んでいるようだとため息をもらし、政治家たちは責任を押し付け合っている。米国南部の人口の多いテキサス州における停電の危機は最近、米国の世論を激震させている。18日付「ワシントン・ポスト」は「米国のイメージは感染症及び1月6日の議会襲撃で損なわれているが、今やテキサス州の光景が世界各地に伝えられ、米国の世界的なイメージを再び損ねている」と伝えた。

 

 「震えるテキサス州」

 

 先週末より、記録的な寒波が米国南部の各地を席巻し、多くの都市で停電が生じている。中でもテキサス州の状況が深刻だ。AFP通信は18日に「停電に水不足が重なり震えるテキサス州」と題した記事の中で、水曜日現在もテキサス州の200万世帯以上で停電が続いていると伝えた。同州出身の前民主党議員のベト・オルーク氏は、テキサス州の状況は「聞いている以上に悪い。すでに何日も停電しており、苦しめられている」と述べた。

 

 「ウォール・ストリート・ジャーナル」は「極寒のテキサス州、絶望した家庭が危険を犯し暖を取る」と題した記事の中で、極寒と停電に苦しめられるテキサス州の市民の生存の現状を報じた。人々は暖を取るためすべての方法を考え尽くしている。ある人は家族全員でクローゼットに入り抱き合い、ある人は積み木、さらには家具を燃やし暖を取る。ある人は長い列に並びガソリンを購入するかガス容器にガスを注入し、さらにある人は車の中にこもっている。

 

 これらはいずれも一酸化炭素中毒のリスクがある。ヒューストン現地の公衆衛生部門は、同市の一酸化炭素中毒者数が過去最大となっており、少なくとも50件の報告を受けていると発表した。ヒューストンの警察当局によると、ある女性が娘と車の中でエンジンを掛け暖を取ろうとしたところ、一酸化炭素中毒死したという。

 

 「ニューヨーク・タイムズ」によると、この異常気象により米国で少なくとも31人が死亡している。テキサス州の公共事業会社は17日、同州の大規模な停電は1週間、あるいはそれ以上続く可能性があると発表した。



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