新型コロナが実験室から漏洩した可能性は極めて低い=WHO専門家

新型コロナが実験室から漏洩した可能性は極めて低い=WHO専門家。新型コロナウイルスが実験室から漏洩した可能性は極めて低い。専門家チームが武漢ウイルス研究所を訪問したところ、そこの科学研究者が定期的に採血されていることが分かった…

タグ:コロナ ウイルス 実験室 漏洩

発信時間:2021-02-24 14:27:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 世界保健機関(WHO)新型コロナウイルス発生源研究国際専門家チームのメンバー、豪シドニー大学教授のドミニク・ドワイヤー氏は先ほどウェブサイトに掲載された寄稿文の中で、中国における活動状況を振り返り、新型コロナウイルスが実験室から漏洩した可能性が極めて低いことを強調した。

 

 ドワイヤー氏は「専門家チームは多くの取り組みをし、中国側の科学研究者と交流した。早期に感染が確定された患者と会い、武漢で実地調査を行い、さらに多くの資料を読んだ。既知の初の感染者より先に、武漢市で新型コロナウイルスの大流行が発生したとする確かな証拠はなかった」と述べた。

 

 また「新型コロナウイルスが実験室から漏洩した可能性は極めて低い。専門家チームが武漢ウイルス研究所を訪問したところ、そこの科学研究者が定期的に採血されていることが分かった。血液サンプルの検査でも、新型コロナウイルスの抗体は見つからなかった」と強調した。

 

 中国・WHO新型コロナウイルス発生源研究共同専門家チームが9日に武漢市で開いた記者会見によると、共同専門家チームは新型コロナウイルスの人への感染を招いた、自然宿主からの直接的な感染、コールドチェーン食品、中間宿主、実験室という4つの可能性について科学的に評価した(可能性は「極めて低い」「低い」「ある」「高い」「極めて高い」の5段階)。中間宿主は「高い」、直接的な感染もしくはコールドチェーン食品は「ある」、事件室は「極めて低い」だった。

 

 ドワイヤー氏は「現在の研究によると、新型コロナウイルスは動物由来の可能性が最も高いが、動物から人に感染した場所についてはまだ不明で、武漢とは限らない。さらに別の場所で研究を行う必要がある。コールドチェーンによる感染といった仮説についてもさらに研究しなければならない」と述べた。

 

 ドワイヤー氏は「中国における調査は第1段階に過ぎず、関連する正式な報告書は今後数週間内に発表される。調査員はより多くの場所で、2019年の早い時期に新型コロナウイルスの欧州における感染拡大の状況といった関連データを収集する。調査員はまた野生動物などの検査を継続し、ウイルスの痕跡を探る」と話した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月24日

 

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