WHO専門家、西側メディアの中国中傷を再び批判

WHO専門家、西側メディアの中国中傷を再び批判。米紙「NYタイムズ」などの西側メディアによる中国を中傷する「歪曲報道」について、世界保健機関(WHO)新型コロナウイルス発生源研究国際専門家チームのメンバーがこのほど再び声を上げ、反論した…

タグ:WHO コロナ ウイルス 中傷 実験室

発信時間:2021-02-25 14:21:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米紙「NYタイムズ」などの西側メディアによる中国を中傷する「歪曲報道」について、世界保健機関(WHO)新型コロナウイルス発生源研究国際専門家チームのメンバーがこのほど再び声を上げ、反論した。

 

 同チームのメンバー、デンマークのコペンハーゲン大学の教授であるThea Kølsen Fischer教授は22日、デンマーク紙「ポリティケン」の取材に対し、専門家チームが先ほど武漢で行った新型コロナウイルス発生源研究に関する交流や協力を意図的に歪曲し報道したとして、一部の西側メディアを批判した。また武漢では予想以上の成果を得られたと指摘した。

 

 Fischer氏は、「武漢では生データを得られなかった」とする「NYタイムズ」などの西側メディアの報道に反論した。「武漢訪問は多くの面で期待以上だった。中国側は十分な準備をし、多くのデータを提供した。専門家チームはこれらのデータと文書に基づき議論した」

 

 同チームの別のメンバー、豪シドニー大学教授のドミニク・ドワイヤー氏は先ほどウェブサイトに掲載された寄稿文の中で、中国における活動状況を振り返った。

 

 ドワイヤー氏は「専門家チームは多くの取り組みをし、中国側の科学研究者と交流した。早期に感染が確定された患者と会い、武漢で実地調査を行い、さらに多くの資料を読んだ。既知の初の感染者より先に、武漢市で新型コロナウイルスの大流行が発生したとする確かな証拠はなかった」と述べた。

 

 また「新型コロナウイルスが実験室から漏洩した可能性は極めて低い。専門家チームが武漢ウイルス研究所を訪問したところ、そこの科学研究者が定期的に採血されていることが分かった。血液サンプルの検査でも、新型コロナウイルスの抗体は見つからなかった」と強調した。

 

 WHOの国際専門家チームは1月14日に武漢に到着し、中国側の専門家と共同専門家チームをつくり、新型コロナウイルス世界感染源研究の中国における活動を共同展開した。

 

 12日付「NYタイムズ」は、先ほど武漢を訪問した「WHO専門家の話」として、中国は新型コロナウイルス流行初期の情報開示を拒み続け、未来の大流行を抑制する重要な手がかりを得ることが困難になったと伝えた。

 

 「NYはタイムズ」の取材対象の一人、米国の動物学者であるピーター・ダザック氏はツイッターで「これはWHOの任務における出来事ではない。動物及び環境活動チームの責任者である私は、中国の同業者が信頼できると感じ、彼らの率直な姿勢を感じることができた。我々は確かに重要な新しいデータを入手し、かつウイルス感染経路への理解を広めた」と反論した。

 

 Fischer氏はツイッターでこれをリツイートし、「これは私の疫学チームにおける出来事でもない……(中略)……我々の発言が意図的に歪曲されている。これは重要な科学の取り組みに暗い影を落とす」と投稿した。また、信頼を構築するためには事実に忠実である必要があるとした。「この生データが得られないとするネガティブな主張を止めてもらいたい」

 

 ダザック氏はFischer氏のコメントを受け、「我々は時間をかけて記者に、中国における1カ月に及ぶ激務で得られた重要な発見を説明した。ところが我々の同僚の発言が意図的に編集され、我々の活動が始まる前から決まっていた報道のために捏造されるとは失望だ。NYタイムズは実に恥知らずだ」と答えた。

 

 メンツを潰された後、「NYタイムズ」はダザック氏のインタビューのダイジェスト版の掲載を余儀なくされた。

 

 ダザック氏は「NYタイムズ」に対して、「WHO専門家チームが中国入りした初日から新たなデータを入手した。専門家チームはさらに第1陣の感染者を診断した医師と会った。WHO専門家チームがより多くの情報を求めると、中国側の科学者はデータ集めに着手した。数日後に関連分析を提供し、専門家チームに新たな情報を与えた。これは大きな助けになった」と述べた。

 

 ダザック氏はインタビュー中に思わず、中国と米国で自ら経験した感染対策が大きく異なることに触れた。中国では空港到着後、関連人員がフル装備で機内に入り、彼らを特殊な防疫ルートから直接ホテルの部屋に送った。規定に基づき2週間の隔離を行い、その間の各種ゴミは黄色い袋に入れて、それに対応するシールを貼った。ところが米国に戻った後の出来事は「完全に」異なっていた。彼らは隔離の通知を受けず、自宅待機も指示されなかったという。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月25日

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