外交部欧州司の責任者は9日、英国のカロリン・ウィルソン駐中国大使を呼び出し、同氏がSNS上に不当な署名入り文章を発表したことについて厳正な申し入れを行いました。
同責任者は、「英国の駐中国外交機関の最高レベルの代表者であるウィルソン氏は、公式プラットフォームを通じて、フェイクニュースと事実無根の報道が原因で制裁を受けた一部の外国メディアのために無実を訴え、報道による誹謗(ひぼう)と監督を故意に混乱させ、外国による中国メディアへの抑圧に対し『選択的無視』をした。文章全体が『先生』的な傲慢(ごうまん)さとイデオロギー的偏見に満ち、白黒を転倒させ、ダブルスタンダードを操るもので、こうしたやり方は外交官の身分と外交機関の機能とはまったく一致しない。文章が発表されると、中国の大衆の全面的な不満を引き起こし、強烈な批判を受けた」と指摘しました。
同責任者は、「中国政府と人民が反対しているのは外国メディアではなく、『報道の自由』『言論の自由』を旗印にフェイクニュースをでっち上げ、中国、中国共産党、中国の制度を悪意を持って攻撃する誤った行為だ」と強調した上で、ウィルソン氏に対し、自身の職責を深く反省し、正しく位置付けし、二国間関係の発展促進に資することを多く行うよう求めました。(Mou、柳川)
「中国国際放送局」より 2021年3月10日