「2020年米国の人権侵害報告書」発表

「2020年米国の人権侵害報告書」発表。しかし、どの国よりも先進で優越に思い込んでいた米国は、国内での感染拡大を抑え込まないどころか、政治的秩序を失い、人種間の衝突や社会の分裂を招き…

タグ:人権 ウイルス コロナ 生命安全

発信時間:2021-03-25 10:27:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  国務院報道弁公室は24日、「2020年米国の人権侵害報告書」を発表しました。序文は以下の通りです。


  序言


 「息ができない」ーージョージ・フロイド氏


 米国会ビルの暴力動乱事件は、米政治指導層がデマを撒き散らし、民主を軽蔑にし、恨みと分裂を煽り立てた始末だ。――ドイツのシュタインマイヤー大統領


 2020年、新型コロナウイルス感染症は世界で猛威を振るい、人類の生命安全に大きな脅威をもたらした。ウイルスに国境はない。感染症は人種を選ばない。感染症との戦いに世界各国が一致団結して協力する必要がある。しかし、どの国よりも先進で優越に思い込んでいた米国は、国内での感染拡大を抑え込まないどころか、政治的秩序を失い、人種間の衝突や社会の分裂を招き、所謂「高嶺の国」や「民主の灯台」にふさわしくない人権侵犯の新記録を残した。


 ーー政府の感染症対策はわがままで、感染症の予防・抑制を失敗に導き、人間的悲劇を招いた。米国の人口は世界総人口の5%未満なのに、2021年2月末までに確認された米国内の新型コロナウイルス感染者は世界感染者総数の25%、死亡例は世界総数の20%近くで、50万人以上の米国人は貴重な命を失った。


 ーー民主制度の秩序崩壊は政治的な混乱を引き起こし、米国社会の分裂を招いた。金銭政治は民意を圧迫し歪曲させ、選挙は富裕階級の独り芝居になる。人々が米国の民主制度に対する信頼は2020年以来の最低に下落した。政治化が日増しに深刻になり、憎悪などの政治ウイルスは全米に蔓延し、選挙後の暴動と混乱は国会の崩壊を招いた。


 ーー少数派人種はシステム的な人種差別を受けて窮地に追い込まれた。有色人種は米国18歳未満の未成年者に占める割合は約3分の1なのに、監禁された未成年者の3分の2を占めた。新型コロナウイルスに感染されたアフリカ系米国人は白人の3倍で、死亡率は白人の2倍、警察に殺される確率は白人の3倍である。4分の1のアジア系米国青年は人種差別によるいじめの対象者になる。


 ーー銃の取引と銃撃事件は史上最高を記録し、人々が社会秩序への自信を失う。感染症の蔓延、人種差別による抗議デモや選挙による衝突が相次いで行われたダメージを受けて、2020年、米国で銃の販売高は2300万本に上り、2019年に比べて64%激増。銃の初購入者数は800万人を上回った。ここ1年、米国で銃撃による死亡者数は4万1500人となり、1日当たり110人が銃撃で亡くなった。全米で大規模な銃撃事件は592回発生し、1日当たり1.6回であった。


 ーーアフリカ系男性ジョージ・フロイド氏は白人の警察官に膝で首を押さえつけられて残虐に殺害され、米国社会の怒りを招いた。50の州で広範かつ持続的な人種差別への抗議デモが行われ、政府は武力行使でデモを鎮圧し、1万人以上を逮捕した。そのうち、多くの報道記者は何の理由もなく襲われ、拘束・逮捕された。


 ーー貧富の格差は急速に拡大し、社会下層部の人々は困窮な生活に苦しんでいる。感染拡大による大規模なリストラで、数千万人は医療保険を失い、6分の1の米国人、4分の1の米国児童は飢餓に脅かされている。社会の弱者層は政府が感染症への消極対応によって最大の犠牲者となった。



 これほど深刻かつ厳重な人権問題に直面しながらも、米国政府は一切の反省もせず、他国の人権状況についてあれこれ言って批判することは、まさに人権問題における米国のダブルスタンダードや虚偽性を露呈している。今日の世界、人類社会の発展は新たな十字路に立たされ、斬新かつ厳しい挑戦に臨んでいる。米国こそが謙遜な心を持って、自国民の苦しみを哀れみ同情し、虚偽・覇道・強権・ダブルスタンダードを捨てて、国際社会と向かい合って進み、共に人類運命共同体の構築に努力するよう願っている。


「中国国際放送局」より 2021年3月25日


 

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