「ロシアと米国は核兵器の最新情報を交換した」米国務省が6日に発表したデータによると、露米両国は「新戦略兵器削減条約」の有効期間を延長した後、初めて両国のミサイル・核弾頭数の情報を交換した。条約の規定によると、核兵器2大国は半年ごとに戦略兵器の情報を交換しなければならない。前回の情報交換は昨年9月1日。
7日付ロシア紙によると、ロシアは今年3月1日時点で大陸間弾道ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイル、大型爆撃機発射弾道ミサイルを517発保有している。昨年9月は510発だった。米国は651発で、昨年9月は675発。米国側が発表した最新データによると、ロシアは半年内に核弾頭を9発増やし、米国は100発減らした。ロシアが保有する核弾頭数は1456発で、昨年9月は1447発。米国は1357発で、昨年9月は1457発。またロシア軍には配備済み・未配備の767の核弾頭発射装置があり、昨年9月は764。米国は800で、昨年9月と同様。
露米は今年2月3日に「新戦略兵器削減条約」の有効期間延長に必要な国内手続きを終え、相互確認を行ったと発表した。同条約の有効期限は2026年2月5日まで5年間延長された。条約の文言に修正はなく、条項も追加されなかった。条約によると、双方は条約の発効から7年後、各自に配備されている核弾頭を1550発に減らし、核ミサイル発射装置と核兵器を発射可能な爆撃機など運搬手段の数を800に減らさなければならない。うち配備済みの核弾頭運搬手段の数を700以内に抑えなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月8日