外交部の趙立堅報道官は9日の定例記者会見で、「中国とフィリピンは友好的な隣国であり、両国の友好協力は海上問題を大きく上回る」と述べました。
このほど、米国務長官がフィリピン外相と電話会談した際、中国の漁船の南海での活動に言及したことについて、趙報道官は「現在、南海の情勢は全体的に安定しており、中国とフィリピンは関連問題について密な連絡を取りながら意志疎通を保っている。米国側は意図的に事実無根の言論を展開しているが、その目的は達成されない」と述べたうえで、米国側に対し、域内諸国が食い違いを適切に処理し、南海の安定した情勢を維持する努力を尊重して、もめ事を引き起こそうと陰口を叩くような行為をやめるよう呼びかけました。
「中国国際放送局日本語版」2021年4月10日