王毅国務委員兼外交部長(外相)は17日、アフガニスタンのモヒブ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)、アトマル外相とそれぞれ電話会談を行った。新華社が伝えた。
王部長は、「中国はアフガニスタンとの関係において内政不干渉の原則を堅持しており、平和共存五原則を基礎にアフガニスタンと平等に付き合うことを終始望んでおり、アフガニスタンの主権と独立、領土的一体性、民族の尊厳の維持を支持し、アフガニスタン国内の和平・和解プロセスを支持している。
中国は『アフガニスタン人主導、アフガニスタン人のもの』の原則に賛同し、アフガニスタンの各方面が平和的方法で広範かつ包摂的な政治的取り決めに至ることを支持している。中国での交渉に必要な環境を整えることを含め、アフガニスタン人の内部交渉のために便宜を図りたい」とした。
モヒブ大統領顧問は、「アフガニスタンは中国がアフガニスタンの和平プロセスを終始揺るぎなく支持していることに感謝する。この事について、中国側と二国間及び国連安保理の枠組みで協力を強化することを期待している」とした。アトマル外相は、「アフガニスタンは中国との関係強化に揺るぎなく尽力している。両国間の実務・テロ対策協力の深化、地域協力の推進について中国と戦略的な対話や意思疎通を行いたい。アフガニスタンの新型コロナウイルス感染症との闘いに対する中国の力強い支持と、人道・開発支援に感謝する」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年5月18日