カンボジアのフン・セン首相。カンボジアメディアより。
日本経済新聞社主催の国際会議、第26回「アジアの未来」が現地時間20日にオンラインで開催され、カンボジア、マレーシア、スリランカ、シンガポールなどの政府要人が出席した。
開幕式で日本側の示した「カンボジアの過度の対中依存」への懸念に対し、カンボジアのフン・セン首相は、「インフラ整備や新型コロナウイルスワクチンなどの面で、中国はカンボジアに多くの支援をしており、このような指摘は公正なものではない」と明確に反論。「中国に頼らなければ、私は誰に頼ればいいのか?」と問い返した。
NIKKEI Asiaは20日付で、「カンボジアにとって、中国はすでに最も主要な開発支援国となっており、この事がカンボジアはすでに中国に過度に依存しており、中国の代理人になっているとの外部の批判を招いている。フン・セン首相は同日の開幕式でこうした主張に反論。『中国はカンボジアに多くの支援をしており、こうした批判は公正なものではない』と強調した」と報じた。
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