ハンガリーのシーヤールトー外務貿易大臣は5月31日に貴陽市で、「中国側がハンガリーに予定より早く何度もワクチンを引き渡してくれたことに感謝する。これは100万人のハンガリー人民の命を守り、我々は永遠に忘れない」と述べた。
中国側に招かれ、シーヤールトー氏は5月29日から31日にかけて中国を訪問した。
ハンガリーは中国の新型コロナウイルスワクチンを最初に認可・使用したEU国である。ハンガリーのアーデル大統領とオルバーン首相は今年2月、中国国薬集団の新型コロナウイルスワクチンを接種した。
シーヤールトー氏は31日夜に新華社の取材に応じ、「ハンガリーと中国のワクチン協力は主に、ハンガリーが中国から新型コロナウイルスワクチンを調達している。今後は中国と技術協力を展開し、自国の工場でワクチンを生産したい」と話した。
シーヤールトー氏は、ワクチンは地縁政治的問題ではなく、命を救う道具だと考えており、「ワクチンの面での中国との協力を疑問視する人がいれば、命を尊重していないと批判する」と述べた。
取材で、シーヤールトー氏は、昨年3月からハンガリーは中国から多くの防護・医療設備を調達し、昨年に両国はブダペスト・北京間の防疫物資輸送「空中の架け橋」を構築したと話した。