中国の王毅国務委員兼外交部長(外相)は3日、清華大学で第9回世界平和フォーラムの開幕式に出席し、基調演説を行った。中国新聞社が伝えた。
王部長は、「日本の福島原発事故の汚染水処分は世界の海洋生態環境及び各国の人々の命と健康に関わる。この問題は高い公開性と透明性をもって扱われるべきだし、そうしなければならない。日本政府は国際社会の理に適った懸念に十分に耳を傾けるべきであり、ステークホルダーや国際機関と協議し合意にいたる前に、原発汚染水を勝手に太平洋に放出するべきではない。日本が太平洋戦争を引き起こしてから今年で80年になる。日本側が真剣に歴史を反省し、責任ある選択をするよう望む」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年7月5日