習近平国家主席夫人で、ユネスコ「女子と女性の教育特使」を務める彭麗媛氏は20日、上海協力機構 (SCO)「女性の教育と貧困削減フォーラム」にビデオメッセージを寄せた。新華社が伝えた。
彭夫人は、「貧困を根絶して幸せになることは、女性たちが共通して抱いている理想だ。教育を受けて知識と技能を獲得すれば、女性は貧困から抜け出す力を得ることになる。たゆまぬ努力を経て、中国は貧困脱却の難関攻略という闘いに全面的に勝利し、中国の億万の女性たちが貧困から完全に脱却した。私たちは一連の措置を講じて、女性の教育を受ける権利の公平な享受を保障して、女性たちが貧困脱却の難関攻略において恩恵を受け、それに参画し、貢献できるようにしてきた。国が強く重視し、社会組織が積極的に支え、各界の人々が無私の貢献をすれば、女性の教育と貧困削減の事業は絶えず原動力を得ることになる」と指摘。
「現在もなお世界で4億3500万人の女性が貧困の中で暮らしており、教育におけるジェンダー格差が著しく、新型コロナウイルスのパンデミックによって女性の貧困削減は新たな試練に直面している」とした。
彭夫人はまた、「SCO創設から20年、各国の女性たちは『上海精神』に従い、女性の発展に関する経験交流を行い、各分野の協力を後押しして、SCO協力の推進に力を捧げてきた。私たちは引き続き女性の教育と貧困削減の協力を深め、教育の光が女性の希望の道を明るく照らすようにし、さらに多くの女性が人生を豊かにする機会を享受できるようにする必要がある」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年7月21日