新型コロナより致命的な「政治ウイルス」、各国の専門家が指摘

新型コロナより致命的な「政治ウイルス」、各国の専門家が指摘。

タグ:新型コロナ

発信時間:2021-08-07 14:34:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米国など欧米諸国の一部政治家が新型コロナウイルスの発生源を政治問題化する動きについて各国の専門家は、大きな科学的問題である発生源を政治問題化することは中国への「責任転嫁」を目的としたもので、感染症対策における各国の協力を著しく妨げ、ウイルスそのものよりも致命的との見解を示した。


 ウクライナ国立学士院生理学研究所で病理生理学部長を務める病理生理および遺伝学者のビクトル・ドセンコ氏は、新型コロナウイルスの発生源に関する疑問点がほぼ明らかになり、ウイルスが人工的に作られたものではなく自然に発生したと説明。米国など欧米諸国は、今年3月に世界保健機関(WHO)の専門家による共同研究の結論が出たにもかかわらず、政治的圧力によって新型コロナウイルスの発生源に繰り返し言及してきた。


 WHO共同専門家グループメンバーでオーストラリアの免疫・伝染病学者であるドワイヤー氏は、ウイルスが「研究所から流出した」という主張には根拠がなく、「研究所流出説」は一部の国の政治的主張に基づいて意図的に伝播されているとの見解を示した。


 ドミニカ共和国科学院のエドアルド・クリンガー氏は現地メディアの記事で、一部の国がウイルスの発生源を政治的に弄んでいるが、明らかに根拠がなく、米国の主張によってのみ裏付けられていると非難した。


 クリンガー氏は、WHOが地政学的なゲームやウイルス発生源を政治問題化する動きに巻き込まれてはならず、これまでにも政治問題化しないよう繰り返し呼びかけてきたと指摘。「科学者にとっての真の科学的権威とは、地政学的な利益を追認するのではなく、一貫して科学を代表する能力にある」としている。


 米シンクタンク・シラー研究所代表のセペ・ラルーシュ氏は、いわゆる「中国製新型コロナウイルス」という悪質な誹謗中傷は、中国を弾圧したい西側の一貫した手法で、ウイルスの発生源調査は中国だけでなく、世界全体で同時に行われるべきとの見解を示した。


 パキスタンのイスラマバードにある平和外交研究所所長のモハマド・アシフ・ノール氏はメディアの記事で、米国など欧米諸国は科学的事実を無視し、新型コロナウイルスの発生源と感染症を政治問題化しており、これはウイルスそのものよりも致命的な行為との考えを明らかにした。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年8月7日

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