米国の指導者がインタビューを受けた際に、台湾をアフガニスタンと比較するという失言をしたことについて、中国外交部の華春瑩報道官は20日、北京で開かれた定例記者会見でコメントし、「台湾とアフガニスタンには根本的な違いがある。一つの中国の原則はいかなる国であろうとも踏み越えてはならない」と語りました。
報道によりますと、米国の指導者は19日、ABCニュースのインタビューで、「われわれはNATO条約第5条を守ると誓っており、加盟国が攻撃されれば対処する」と説明した上で、「それは日本や韓国、台湾に対しても同様だ」と述べました。
これに対して、華報道官は「この発言について、米政府高官が修正に追われたことを承知している。アフガニスタンは主権国家であるが、台湾は中国の領土から分割できない一部分である。一つの中国の原則はレッドラインであり、いかなる国であろうとも踏み越えてはならない」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2021年8月21日