習近平国家主席は8月27日、ポルトガルのレベロ・デ・ソウザ大統領と電話会談を行いました。
習主席は「中国もポルトガルも悠久の歴史と文明を誇る国であり、両国は意思疎通と協調を強化し、手を携えて共同の試練に対応する必要がある。中国はポルトガルとの発展戦略の連結を強化し、エネルギー、金融、インフラ整備などの分野で協力を推進して、第三国市場協力の展開を模索していきたい」との考えを示したうえで、ポルトガルが「対アフリカ支援イニシアティブ」に積極的に参加することに歓迎の意を示しました。
習主席はさらに、「中国側は北京冬季五輪をシンプルで、安全かつ素晴らしい大会にしていく。そこにポルトガルの選手が参加し、オリンピック精神を伝えることを歓迎したい。また、中国と欧州の関係発展のために、ポルトガルが積極的な役割を果たすことを希望する」と述べました。
これに対し、レベロ・デ・ソウザ大統領は「中国企業のポルトガルへの経済協力を歓迎している。両国は多国間主義を維持し、世界の平和と安全の促進などの面で多くの共通言語と共通利益を持っている。中国が新型コロナ対応の国際協力を推進するために重要な役割を果たし続けていることを称賛し、この分野での中国側との協力を強化していきたい」と強調しました。(hj 謙)
「中国国際放送局日本語版」より 2021年8月28日