新型コロナウイルスの感染封じ込めの成功、経済のスムーズな成長回復後、中国の今年第1四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比18.3%増、第2四半期は7.9%増となった。ブラジルの経済学者、ブラジル中国問題研究センター長のロニー・リンス氏は、これは主に中国政府の統一的な力強い計画のおかげであると述べた。
リンス氏は、「複雑な感染症の課題と国内外の環境に直面した中国政府は、感染対策と経済・社会発展の取り組みを同時進行し、経済運行の安定と回復に成功し、雇用と民生に力強いサポートを提供した。中国はこれにより昨年、世界で唯一の経済プラス成長を実現した主要経済体になった」と述べた。
リンス氏は、「中国が短期間内に重大な感染対策の成果を得られたのは、政府と社会各界の計画・決意・団結のおかげだ。世界的に見ると、中国は切実な需要を持つ国に技術情報を提供し、保健専門人員を派遣し、かつさまざまな形式の援助を提供した」と判断した。
リンス氏は、経済成長の安定及び回復について、「中国政府の計画はマクロとミクロの連携・協調を重視する。一部の重大なガバナンス問題は、5カ年計画によって処理され、その間にさらに年間の調整が行われる」との観点を示した。
リンス氏は、中国の経済回復実現における一大見所は、開放的な政策と見ている。「中国政府は新規投資に開放的な環境を提供し、貿易協定の透明性を高め、知的財産権の保護を強化し、投資家の自信を深めた。投資家を集める有利な環境を築いた」