日本がこのほど小中学生など子ども向けの防衛白書「はじめての防衛白書」を初公開したことについて、中国外交部(外務省)の趙立堅報道官は27日、「日本はこのたび子ども向けの防衛白書をあえて公開し、中国を非難する使い古された言葉を繰り返した。中国はこれに断固たる反対を表明し、日本に厳正な申し入れをした」と述べた。
趙報道官は、「このほど日本が防衛白書を発表したことについて、中国はすでに厳正な立場を表明した。私が何度でも強調したいのは、中国は日本が中国の正常な国防建設を道理もなく非難し、中国の正当な海洋での活動にあれこれ口を出し、『中国の脅威』なるものを喧伝するのに断固反対するということだ」と述べた。
趙報道官は、「日本はこのたび子ども向けの防衛白書をあえて公開し、中国を非難する使い古された言葉を繰り返した。中国はこれに断固たる反対を表明し、日本に厳正な申し入れをした。日本が未成年に向けて外からの脅威を強調するとともに対立をあおり立てることには、建設的なところが全くない。日本は歴史をしっかりと直視し反省し、歴史の教訓を深くくみ取るべきであり、誤った方法によって自国民を、とりわけ次世代を誤った方向へ導いてはならない」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月29日