中国空軍と中国航空工業による28日の中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)関連の会見で、中国空軍の申進科報道官は「殲-20戦闘機は国産エンジンを搭載したと述べた。今年の珠海航空ショーで、国産エンジン搭載の殲-20が初公開された。
殲-20は中国が独自に研究・製造した中長距離・大型第4世代ステルス戦闘機で、各種の優れた性能を持つ。今年7月1日の中国共産党創立100周年記念大会において、殲-20が15機で編隊を組み、初めて最大規模でお披露目された。
航空エンジンは「国の重器」、設備製造業の先端で、「工業の王冠の上に輝く宝石」と呼ばれている。殲-20ステルス戦闘機、運-20大型輸送機、直-20戦術汎用ヘリという3大スター軍機が今年の航空ショーで珠海に初めて集合した。人々は中国による革新の大きな力を目にした。
外交学院の李海東教授は、「珠海航空ショーは世界の航空及び宇宙業界の発展水準を示す国際的な祭典であり、中国の国防科学技術力を全体的に展示する重要な舞台だ」と述べた。
航空ショーは航空産業の「バロメーター」とされており、国の航空・宇宙事業の最大の実力と最良のイメージを示す。珠海航空ショーは当初無名だったが、25年で世界5大航空ショーの中に入った。これは中国市場と科学技術力の持続的な成長によるものだ。
データによると、1996年の第1回で16件のプロジェクト(総額20億ドル弱)の協力協定が結ばれた後、珠海航空ショーはより優れた「成績表」を提出している。
基幹中核技術は他者に求めても得られず、金で購入できない。先端武器装備製造のブレイクスルーを続けるためには、国の科学技術への弛まぬ投入が不可欠だ。先ほど発表された「2020年全国科学技術経費投入統計公報」によると、昨年の中国の研究開発費は2兆4000億元を突破し、前年より2249億5000万元増(10.2%増)となった。これは世界2位の規模であり、2016-19年の11.8%という年平均成長率は米国や日本などの科学技術強国を大きく上回った。
中国の科学技術革新は多くの成績を手にしたが、一部の分野で世界一流との間に依然として大きな格差があり、特に中核技術の弱点が依然として目立つことに注意が必要だ。困難に直面した時ほど、確固不動の姿勢で自らの事に取り組み、自身の確実性により外部の不確実性に効果的に対応し、発展の主導権をしっかり握るべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月30日