外交部の汪文斌報道官は12日の定例記者会見で、中米関係に言及し、実務的対中政策の実施を米国側に呼びかけました。
汪報道官はその際、「国際関係には一定の競争が存在するが、それは国際関係の基本準則を順守したうえで行われる良質な競争であるべきだ。われわれは、自国の規則を国際規則であるかのように他国に押し付けるような不公平な競争に反対し、競争という建前で他国の主権を損なったり内政干渉したりするような不正な競争に反対し、競争の旗印を掲げながら他国の発展を制限したり他国の正当な権益を奪ったりするような不道徳な競争に反対する」と訴えました。
汪報道官はまた、「中米間に意見の相違はあるが、広い範囲に及ぶ共通利益もまた存在している。中米関係を競争によって定義することは、両国関係の実情に合っておらず、米国の対中政策とも矛盾している」と述べ、中米関係の互恵・ウィンウィンの本質を正しく認識しながら理性的かつ実務的な対中政策を実施し、中国側との意思疎通を強化しながら互恵協力を深め、相違点を適切にコントロールし、相互尊重、和平共存、協力・ウィンウィンの道を歩むよう米国側に呼びかけました。
「中国国際放送局日本語版」2021年11月13日