原油、野菜、七面鳥の価格が高騰し、新型コロナウイルスの新規感染者数と入院者数も増えている。11月25日の感謝祭を控え、この一家団欒の日を祝おうとしている米国人は、昨年の感謝祭による感染者激増の再現を懸念している。
ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生学大学院の疫学専門家は21日、米紙「ザ・ヒル」の取材に応じ、「ホリデーシーズンが近づくなか、(新型コロナウイルスの)感染率がすでに高くなっていることが懸念されている。次の感染のピークを迎えることは間違いない」と述べた。
米疾病予防管理センターのロシェル・ワレンスキー所長は22日、ホワイトハウスで開かれた会見で、「過去1週間の全体の新規感染者は1日平均9万2800人で、前週より18%増えている。条件を満たす約4700万人の米国の成人、条件を満たす1200万人の青少年がワクチン未接種だ」と述べた。
全米各州のブレイクスルー感染も増えている。ミシガン州では、10月7日から11月5日にかけての入院患者の28%、死亡患者の24%がワクチン接種を受けていた。
感染者激増により、コロラド州、アイダホ州、ニューメキシコ州の病院が過負荷になっている。ミシガン州、ミネソタ州、ウィスコンシン州の病院も経営危機に追い込まれている。
今年の感謝祭期間中、米国人の移動規模は米国での流行前の水準に戻る見込みだ。米道路交通安全局は、航空機で移動する人だけでも2000万人にのぼると発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月25日