「『中国の井戸』は命を救う贈り物だ。」ジンバブエのルメネ村は、長い間きれいな水が不足していたため、多くの村人がコレラなどの病気にかかったことがあった。今年8月、中国政府が建設を支援した井戸は衛生条件が大幅に改善され、村人たちは水が原因で病気になることはなくなった。2012年から現在まで、中国政府はジンバブエのために1000の井戸の建設を支援しており、40万人以上の現地の人々が恩恵を受けている。
中国政府は26日、『新時代の中国・アフリカ協力』白書を発表し、中国・アフリカの協力の豊かな成果を全面的に振り返った。中国がアフリカの発展のためにできる限りの援助を行ったことから、各分野の交流を絶えず拡大し、中国・アフリカの実務協力は双方の人々に確かな利益をもたらした。
新型コロナとの戦いを例にとって見てみよう。中国の感染症対策が困難な時に、一部のアフリカ諸国は豊かでないが、積極的に中国に義援金・義援物資を送った。アフリカで感染症が発生した後、中国はいち早く援助を行い、現在、アフリカに対して累計2億回近くのワクチンを提供し、感染症対策援助をアフリカ全土に行き渡らせるとともに、アフリカ15カ国の2020年末までの無利子融資債務を免除すると発表した。
また、デジタル経済、航空・宇宙、クリーンエネルギーなどの新興分野で、中国はアフリカの多くの科学技術人材の育成を支援するだけでなく、独自のリモートセンシングデータを活用してアフリカ諸国と防災・減災、衛星ナビゲーション・測位、精密農業などの分野での協力を展開している。
数日後、セネガルで中国・アフリカ協力フォーラムの新たな閣僚級会議が開催される。公開された情報によると、中国は今後3年間の新たなアフリカ協力についての重要措置を発表する予定で、これは双方の人々により多くの獲得感をもたらすに違いない。国際情勢がどのように変化しようとも、どんな力も中国・アフリカの協力という高くそびえる大木を揺り動かすことことはできない。(CRI論説員)
「中国国際放送局日本語版」2021年11月27日