外交部(外務省)の趙立堅報道官は24日の定例記者会見で、「グローバル発展イニシアティブ(GDI)は中国が提唱したものだが、全世界のものである。『GDIフレンズグループ』はGDIの協力体制構築の重要な一歩であり、真の多国間主義を実践するという中国の揺るぎない決意の表れだ」と表明した。
報道によると、国連中国政府代表部は20日にニューヨークで「GDIフレンズグループ」を正式に発足させ、初会合を開いた。アミナ国連副事務総長と劉振民国連事務次長が会場でスピーチを行ったほか、国連開発計画(UNDP)や国連女性機関(UN Women)など20余りの国連機関の幹部が発言した。また、80ヶ国余りの大使を含む100ヶ国余りの代表が参加した。
趙報道官は「『GDIフレンズグループ』の活動開始に伴う盛況は、習近平国家主席の打ち出したGDIが各者から幅広い支持を得たことを証明している。開発は依然として現代の重要なテーマであり、国連『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の実行を加速することは、数多くの発展途上国を含む各国共通の願いであり、開発のためのグローバル・パートナーシップを強化し、各国共通の持続可能な開発を実現することは歴史の潮流であり、これを阻止できる勢力はない。また、『GDIフレンズグループ』会合への国際社会の積極的な参加は、GDIの核心的理念が広範な国際的コンセンサスに基づいており、協力の重点的方向が各方面の優先事項と合致し、GDIが2030アジェンダの実行を後押しする大きな潜在力を持つことが各方面に認められ、着実に推進するための基本条件を備えていることを十分に物語ってもいる」と指摘。
「GDI は中国が提唱したものだが、世界のものである。GDIは開放・包摂のパートナーシップ精神と『共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う』原則を堅持し、全ての国に開かれている。『GDIフレンズグループ』はGDIの協力体制構築の重要な一歩であり、真の多国間主義を実践するという中国の揺るぎない決意の表れだ」と述べた。
趙報道官は「今後、中国は引き続き『GDIフレンズグループ』の枠組で、2030アジェンダの実行加速をめぐり様々な活動を実施し、国際的コンセンサスの形成をさらに進め、実務協力の道筋を描いていく。中国は、2030アジェンダの実行加速を志す各方面の積極的な参加を歓迎する。また、中国は各方面と緊密に意思を疎通し、協力体制の整備を続け、共同で『GDIフレンズグループ』の経験を共有し、協力を増進し、共に発展を図るための有効なプラットフォームを構築していく。また、重点分野で協力を深め、GDIの深化・着実化を推進し、発展途上国を始めとする各国の新型コロナとの闘い、回復・発展、17の持続可能な開発目標(SDGs)全ての期限内達成のための新たな推進力となる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年1月25日