2022年の全国両会（全国人民代表大会・全国人民政治協商会議）が間もなく開幕する。新型コロナウイルスの感染が続き、世界経済の回復が極めて不確実で、国際構造に複雑で深い変化が生じる重要な時に、世界は中国の両会に大きな期待を寄せている。

世界の注目点その三、感染対策と国際協力

　国際社会は、今年の全国両会（全国人民代表大会・全国人民政治協商会議）の開催期間中、中国が「国外からの輸入防止、国内の再拡大防止」という全体プランと「動的ゼロコロナ」という全体方針の指導のもと、感染対策強化と国際協力についてどのような新しい情報を伝えるかに注目している。

　日本の経済学者である和中清氏は、「中国の感染対策が非常に成功していることは間違いない。これは中国が国情に合った厳しい防疫措置を講じ、急激な感染拡大の防止に成功したからだ。これは中国及び全世界にとって極めて重要だ」との見方を示した。

　インドネシアアジアイノベーション研究センター責任者、インドネシアASEAN南洋基金会会長のバンバン・スルヨノ氏は、「中国はさまざまな手段により各国の感染対策を支援し、世界の感染拡大封じ込め及び経済回復の促進に向け貢献し、大国の責任感を示した。中国は一部の開発途上国と共にワクチンを共同で研究開発・生産し、これらの国にワクチン生産技術を提供し、その感染対策能力を強化した」と述べた。

　ケニアの国際問題学者は、「感染対策は現在も多くの国が直面している厄介な課題だ。中国が今年、どのように感染対策の国際協力を展開するかが注目されている」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年3月3日