報道は「オースティン氏は、米国は両国元首の電話会談で得られた重要な合意の履行を推進する意思があり、率直かつオープンな姿勢で軍事分野の交流と協力を強化するという米側の希望を示した。さらに、米国は一つの中国政策を堅持する」と述べたと明らかにした。
米国が本当に両国元首の重要な合意の履行の推進を望むのであれば、中国に対する経済、科学技術への弾圧を直ちにやめ、「日米豪印戦略対話(Quad=クアッド)」やその他の同盟を通じた中国との対立をやめるべきである。
米側が本当に率直かつオープンに中米軍事分野の交流と協力を強化しようとするならば、「中国脅威論」の喧伝をやめるべきである。
本当に一つの中国政策を堅持するならば、米国は「台湾独立」勢力に、誤ったシグナルを発するべきではない。
報道文には「双方は責任をもって競争とリスクを管理し、両軍関係が直面する問題を適切に処理しなければならない」とある。
中米両軍関係は多くの問題に直面している。この2年間では、3つの顕著な問題がある。
一つ目は、米国が南海、台湾海峡でいわゆる「航行の自由」行動を取っていること。
二つ目は、米国航空機が、中国航空機の通常の巡航時に、付近の軍事基地から離陸し、中国航空機を監視していること。
三つ目は、台湾への武器売却問題だ。
問題の核心と責任はすべて米国側にある。いずれにせよ、米国は中国のエンドラインを踏んで、対中関係を発展させることはできない。
最終的には、米国は中国の決心と能力を過小評価してはならないということだ。
「中国国際放送局日本語版」2022年4月23日