新型コロナウイルスの大流行の影響を受け、米国の約20万人の子供が両親もしくは主な保護者である祖父母を失い、「コロナ孤児」になっている。米政府はこれらの孤児の援助について無為無策だ。米誌「アトランティック」が伝えた。
この「コロナ孤児」の問題は、マイノリティなど弱い立場の人々の間でより深刻だ。これらの孤児は低所得もしくは白人以外の世帯の出身だ。彼らは生活においてすでに多くの困難に直面していたが、保護者を失いその状況はさらに深刻化している。
米政府は「コロナ孤児」の援助に取り組んでいない。各地に一部の支援策があるが、力強い中心的な国家戦略が欠けている。専門家の観点によると、「コロナ孤児」は迅速な支援を必要としており、そのタイミングを逸すれば本来ならば回避できた、より深刻な影響を受ける可能性があるという。しかし米国は現在、これを喫緊の課題としておらず、彼らに資源を提供する法律と行政命令を出していない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年4月27日