中国初の100%国産化100トン級無人船がこのほど、浙江省舟山市沖で初の海上自動航行試験を完了した。また試験段階ではあるが、海外メディアはこの無人船が中国海軍の作戦モデルに重大な変化をもたらしうると喧伝している。
説明によると、中国のこの無人船は三胴船。排水量は約200トン、最大航行速度は20ノット超で、5級海況でも正常に作動し、6級海況でも安全に航行できる。同無人船の研究・製造は2015年末に始まった。昨年10月に舟山沖に到着し、半年以上の念入りの準備を経て、広い海域で初の自動航行試験を実施した。
同プロジェクトの現場責任者である鄒龍氏は、「試験航行の状況を見ると、予定の目標との間に大きなズレはない。今後は無人船の衝突回避試験を実施し、船の性能をさらに検証する」と述べた。
しかしこの無人船は現在、開けた海域でしか自動航行できない。高速自動航行を実現するにはまだ長い道を歩む必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年6月14日