外交部の汪文斌報道官は17日の定例記者会見で、「今年は名実ともにBRICSの『中国年』である」と述べ、各方面の積極的な支持の下で、中国が議長国としてすでに70以上の会議とイベントを成功裏に開催したと紹介し、BRICS協力が複数の面において重要な進展を遂げるよう中国が推し進めてきたという考えを示しました。
汪報道官は、BRICS協力メカニズムが発足してからの16年、BRICSメンバー国が国際情勢の目まぐるしい変化による試練を乗り越え、国際舞台で無視できない重要な力であると見る中国側の姿勢を示しました。また、現在、100年に一度という変局と新型コロナウイルス感染症が重なり合い、世界情勢が新たな激動変革期に入る中、BRICS協力をさらに深化させる重要性がいっそう際立ち、新興国と発展途上国のBRICS協力に参加する意欲の高まりについて注目しました。
汪報道官は「中国はBRICSの各メンバー国、およびその他の新興国、発展途上国と共に、開放・包摂的、協力・ウィンウィンというBRICS精神を実際の行動に移し、『質の高いパートナーシップを構築し、世界発展の新時代を共に創ろう』というテーマをめぐり、BRICSパートナーシップを強化していく。また、よりハイレベル、より広い分野、より大きい範囲で『BRICS+』協力の展開を模索し、世界の発展のためにより多くのBRICSの力を注ぎ、動揺、不安定、そして挑戦に満ちた世界により多くのプラスのエネルギーを注ぎ込んでいきたい」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2022年6月18日