外交部の趙立堅報道官は1日の定例記者会見で、米国側が虚偽情報を撒き散らすことについて、「米国は間違いなく、虚偽情報を繰り出す達人だ。世論や国際的な発言権を利用して、真相を歪曲し、自らの悪行を覆い隠しつつ、罪と責任から逃れることに手慣れている」と述べました。
報道によれば、このほど開かれた国連人権理事会第50回会議で、米国代表は「社会の安定を破壊し、混乱を巻き起こし、人々の自信を動揺させるために、虚偽情報はリスクがあるが、即効性があり、安価な手段だ」との発言をしました。
趙報道官は同発言について、「米国は粉末洗剤が入った小瓶を示して(大量破壊兵器が見つかったと強調して)、8年にわたるイラク戦争を発動し、20万人以上の一般人に死をもたらした。米国はメディア情報を独占して、『米軍の行動は責任感のある正当なものだ』と世界に宣伝している。また、米軍は戦争の罪を覆い隠すために、『米国式話術』を作り出した。すなわち『謀殺』を『重点行動』、『拷問』を『取り調べ手段の強化』、『一般人の殺害』を『敵を消耗させた』と言い換えている」と述べました。
趙報道官はさらに、コソボ戦争を例にして、「米軍をはじめとするNATO軍は、ユーゴスラビア連邦の報道機関が世界に真相を伝えることを阻止するために、ユーゴスラビア連邦の放送局を空爆し、数十人の報道関係者や一般人を死亡させた。自分のことを『正義』の化身や『スーパーヒーロー』のように見せかけても、米国は正義を踏みにじるダブルスタンダードや欺瞞に満ちた覇権主義の面構えを隠すことはできない。ますます多くの人々が米国の真の姿を見抜くだろう」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2022年7月2日