米メディアは12日、今月5月にテキサス州ユバルデ市のロブ小学校で起きた銃乱射事件の防犯カメラの映像を公開した。映像を見ると、犯人が教室内で犯行中、多くの警官が教室の外をうろつき回り、中に入るばかりか身を引いた。1時間以上経過してからようやく教室に入り、犯人を射殺した。
映像が公開されると、米国の銃規制支持団体「Moms Demand Action」の創設者であるシャノン・ワッツ氏はツイッターで、警察の反応が遅いと批判した。「現地、州、連邦の警官数十人がフル武装していた……彼らはうろつき回り、教室に銃を向け、電話し、ショートメールを送り、学校の平面図を調べていたが、教室に入ろうとだけはしなかった」
ロブ小学校の銃乱射事件により、19人の児童と2人の教師が亡くなった。米国史上最も痛ましい銃乱射事件の一つとなった。警察の不作為は人々に大きな不満を抱かせた。事件の調査が直ちに始まり、米司法省も介入している。
テキサス州下院議員のダスティン・バロウズ氏が事件の調査を担当している。バロウズ氏は12日、現場の映像の一部がすでに公開されているが、公務執行の全過程の公開も同じく重要だと述べた。事件の初歩的な調査結果と防犯カメラの映像は、17日にユバルデの市民に向け公開される予定だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月15日