アジア太平洋地域のさまざまな国や地域は、中国と緊密な産業協力を行っており資源保有量も相互補完的関係にあるが、これは米国の「配慮」の範囲には入っていない。米国は自国の都合で他国の対外的な経済関係を操ることに慣れており、チップの分野でも同じような例が見受けられる。米国は先般、「チップ法」と半導体同盟「チップ4」構想を打ち出したが、これは日本と韓国のチップ産業を重要な市場である中国から「切り離し」、米国のチップ産業の現地化を推進しようとするものだ。だが長期的な利益が衝突するため、日本と韓国のチップメーカーはこの構想に懸念と不安を表明している。
アジア太平洋地域は早くからすでに中国と安定したバリューチェーン・サプライチェーンを形成している。これは長年にわたる人的・物的交流により相互補完的に形成されたもので、経済協力の互恵関係が強力な論理的基盤になっている。これらの国と地域が、なぜ米国の利益のために、米国の実行されることのない約束を信じて、産業チェーンとサプライチェーンの再構築という巨大な代償を払わなければならないのだろうか?米国政府が小さなグループを作り、中国を孤立させ包囲しようとしても、その企みは必ずや失敗に終わるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月25日