中国の国家指導者は12月7日から10日まで、サウジアラビア王国サルマン国王の招きに応じて同国を公式訪問し、リヤドで第1回中国-アラブ諸国サミットと第1回中国-湾岸アラブ諸国協力会議サミットに出席した。多くの成果を得た今回の訪問は中国とアラブ諸国の関係にとって「新たなマイルストーン」となり、中国とアラブ諸国、中国と海岸諸国、中国とサウジアラビアの関係が全面的に深化する新時代に導くだろう。
これに対して米国メディアはやはり「酸っぱい葡萄(負け惜しみ)モード」となって、今回の訪問は中国が米国の「前庭と後庭」で影響力を拡大する機会で、中国は米国が中東で残した「権力の空白」を埋めていると報じた。米国側の言い分は著しくゆがんだ国際政治観を反映している。
中国とアラブ諸国が互いに距離を縮めているのは、地政学的な情勢の変化と双方の利益が徐々に一致してきたことによる必然的な結果で、中国が意図的に米国と影響力の奪い合いをしているわけではない。仮に米国が今回の動きに失望しているなら、その原因は自分の身の上で探すしかない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月17日