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japanese.china.org.cn |22. 03. 2023

イラク戦争から20年、米国が反省すべきこと ③西側の価値観による中東改造

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中国網日本語版  |  2023-03-22

 (三)西側の価値観による中東改造の悪い結果の反省。米国は中東の反米主義とテロリズムを取り除くため、民主化改造を行わなければならないと居丈高に考えた。終戦後、米国は西側の政治制度をイラクに押し付け、「大中東民主計画」によりイラクで選挙を行った。米国は自国の政治改造能力を過大評価し、イラク社会の複雑さを過小評価した。その結果、イラクの国としての一体感が弱まり、選挙政治により各集団の対立が激化した。アイデンティティ政治が横行し、スンニ派、シーア派、クルド人の間の格差の政治利用が社会の深刻な断裂を生んだ。また域外勢力がイラクの宗派対立及び選挙政治に介入し、地方的な紛争が国際的になり、イラクの団結と統一を妨げた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月22日