五台山风光
概説
五台山は山西省忻州市の域内に位置し、数々の高い山と山峰からなる地域である。その中に5つの高い山峰があり、雄大なスケールを誇り、連綿と続いて輪の形をなし、周囲は250キロに及び、総面積は592.88平方キロである。これらの山峰の頂上部はいずれも平らで広く、「土を積み上げた台のようである」ため、五台山と称されている。5つの峰の斜面はなだらかで、広い谷があり、台の懐と言われている。5つの峰はきちんと並んでおり、あたかも5本の手の指が半分収まっているように空に向かって聳えており、最も高いところの海抜は3061メートルで…

五台山の特色

五台山は奇異な地形で知られる国家地質公園で、地質構造形成の歴史は古い。また独特な生態系がはぐくまれ様々な生物が生息している。奥深い文化を有する五台山は、世界の文殊菩薩信仰の中心地でもあり、歴史的な建造物や豊富な文化財が見られる博物館のような場所である。
国家地質公園としての五台山
五台山は華北地域の奥地に位置し、地上に現れた地殻の異なる地層の岩石層と地質構造が広大な面積を形成し、中国大陸の基礎部の地質構造と地質構成の状況を完全に示しており、世界で知られている25億年以前の古い地層構造として最高の山脈である…
国家森林公園としての五台山
五台山には豊かな水源があり、小川と泉がたくさんあり、年じゅう流れ続けている。さらに珍しいのは、山がどれだけ高くてもその上に水があり、どの山にも泉があり、どの谷にも滝があり、泉の水の流れが集まって池となり、空に高くかかった鏡のような天池となっている…
世界の文殊菩薩信仰の中心地としての五台山
千百年らい、文殊菩薩に対する信仰は1種の文化としてインドから伝わってきた後、五台山を中心としてずっと尊びあがめられ、長期間衰えることなく、信者も多く、中国文化と外国文化、多民族の文化の融合を経て、中国の宗教文化の重要な構成部分となっている…
古代芸術の博物館としての五台山
仏教文化の伝播と興隆に伴って、五台山ではめったにない古代築造物群、まれに見る仏の塑像群、ユニークな仏教の音楽が保存されており、数多くの国クラスの文化財保護指定を受けているものがあり、重要な学術的価値と歴史的価値を持つものである…