No.3 東直門キ街――深夜まで賑わうグルメストリート
キ街の由来はもともと発音が同じ「鬼街」にあったらしい。以前、北京では雑貨、果物を売る市場は真夜中に開き、早朝に撤収した。市場ではランプで屋台を照らしていたため、遠くから見ると暗闇の中に火影が揺らめいて見えたため「鬼街」と呼ばれるようになった。
キ街は北京で最も早くから賑わった美食街で、夜食を食べるのに適した、最も庶民的なグルメストリートだ。キ街の食事は辛いものが主で、多くの食の流行がこの地から起こり、ここが北京の食の流行を知る基準ともいえる。「苗嶺酸湯魚」「青島小海鮮」「花家怡園」などは、どれも一般市民によく親しまれたレストランだ。
ただ、この一帯は駐車が非常に不便で、車で行くと駐車場所を探すのに非常に苦労することになる。
※キ街のキはたけかんむりに「艮」、さらに下「皿」
「人民網日本語版」2007年7月5日