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拉薩・麗江行き豪華列車
発信時間: 2008-03-10 | チャイナネット
ハイエンド層に照準

  全国人民代表大会の代表を務める青蔵鉄道公司の朱明瑞総経理(社長)が9日明らかにしたところによると、今年の北京五輪終了後、北京発・西蔵(チベット)自治区拉薩(ラサ)行きのデラックス観光列車、および北京発・雲南省麗江行きのデラックス観光列車がそれぞれ運行をスタートする予定だ。興味がある人は誰でも旅行社経由で座席を予約することができる。所要時間は拉薩着便が4日間、麗江着便が5日間。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。

  朱総経理の説明によると、同列車は西蔵と麗江への観光客向けに青島ホウ巴迪公司が特別に製作したもの。切符代には車内でのあらゆる費用が含まれ、乗客は追加出費の心配がないが、北京へ戻る切符代は別途かかる。

  朱総経理によると、同列車は主なターゲットは世界のハイエンド層。ハイエンド層が注目するのは価格ではなくサービスの質であり、このため同列車の切符代は通常列車の20倍前後と高めに設定されているが、これはあくまでも初期の設定であり、今後市場メカニズムの調整を受けて改定する必要がある。市場の反応が悪ければ、値下げの可能性もある。朱総経理は「青蔵デラックス観光列車の価格設定は非常に高いが、車内サービスは世界一流であり、これこそハイエンド層が求めるものだ」と話す。

  また朱総経理によると、現在、同列車の運営を担当する唐古拉旅遊列車公司が全国の大手旅行社と提携を進めており、まもなく提携旅行社を通じての予約受付がスタートする見込みだ。

  *ホウ:「まだれ」に「龍」
 
独ホテルチェーンが管理

  拉薩・麗江行きデラックス観光列車の運営を担当する唐古拉旅遊列車公司は、青蔵鉄道公司と国際聯合列車公司が共同で設立したもの。また同列車の車内サービス管理はドイツのホテル運営会社・ケンピンスキーが担当し、世界のトップホテル並みの車内サービスを提供する。

  同列車には専用の洗面・入浴設備を備えたスイートルームがあり、沿線の観光サービスや身の回りの世話をするバトラーサービスなども提供される。車内の内装は落ち着いた木調がベースで、壁には民族調の飾りがかかり、寝台車と食堂車には観光地などをモチーフにした大型のガラス細工が用いられている。

 

  「人民網日本語版」2008年3月10日

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